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| ヤマタノオロチとは、日本神話に語り継がれている伝説の大蛇。その名の通り頭部と尾が８つあり、８つの谷や山にまたがるほどの大きさの生物。出雲の肥河上流あたりで暴れ回っているところをスサノオノミコトに退治された。 葦原中国（地上）に住んでいたオオヤマツミ（国生みの神であるイザナキとイザナミの子）の子、アシナヅチとテナヅチ夫婦は毎年襲来するヤマタノオロチに娘を食べられてしまい悲しんでいた。そこに高天原で問題を起こし追放されたスサノオノミコ（建速須佐之男命）が降り立ち、ただ一人残った末娘、クシナダヒメ（櫛名田比売、奇稲田姫）を妻に貰い受けることを条件に退治に向かった。スサノヲは愛剣・十拳剣を以てオロチを退治し、その体内から天叢雲剣（あめのむらくものつるぎ、別名：草薙剣くさなぎのつるぎ）を発見し、姉であり高天原を統べる日の神・天照大御神（アマテラス）に献上した。この、あめのむらくものつるぎは後に天皇家に代々伝わる三種の神器の一つに数えられるようになった。 スサノオはその後クシナダヒメと結婚し、出雲の須賀に宮を建立した。スサノオの子孫である大国主命（オオクニヌシノミコト）は地上の統治を進めていったのである。 |
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